外陰がん
希少がんカテゴリ: 婦人科ICD-10: C51
概要
外陰部(大陰唇・小陰唇・陰核など)に発生する悪性腫瘍で、扁平上皮がんが約90%を占めます。高齢女性に多く、HPV感染と外陰部の慢性炎症(硬化性苔癬)がリスク因子です。
症状
外陰部のかゆみ、しこり、潰瘍が主な初期症状です。進行すると疼痛、出血、鼠径リンパ節の腫脹がみられます。
診断
視診と触診で病変を確認し、パンチ生検で組織診断を確定します。CTやMRIで深部浸潤とリンパ節転移の評価を行います。
治療法
早期では広範局所切除とセンチネルリンパ節生検が標準です。進行例では鼠径大腿リンパ節郭清を追加し、術後放射線化学療法を行います。切除不能例ではシスプラチン併用放射線療法が選択されます。
最新の研究・アプローチ
免疫チェックポイント阻害薬の進行・再発外陰がんに対する臨床試験が進行中です。HPV関連外陰がんに対するワクチン療法の研究も行われています。
出典・参考文献
国立がん研究センター がん情報サービス「外陰がん」
NCI - Vulvar Cancer Treatment
日本婦人科腫瘍学会 外陰がん治療ガイドライン
NCI - Vulvar Cancer Treatment
日本婦人科腫瘍学会 外陰がん治療ガイドライン