甲状腺がん
カテゴリ: 内分泌ICD-10: C73
概要
甲状腺に発生する悪性腫瘍で、乳頭がんが全体の約90%を占めます。女性に多く、若年層でも発症します。多くは予後良好ですが、未分化がんは進行が極めて速いです。
症状
前頸部のしこりが主な初期症状で、多くの場合無症状のまま健診で発見されます。進行すると嗄声(声のかすれ)や嚥下困難が出現します。
診断
超音波検査で結節の性状を評価し、穿刺吸引細胞診で良悪性を判定します。血液検査でサイログロブリンやカルシトニンを測定します。
治療法
乳頭がん・濾胞がんでは甲状腺切除術が基本で、術後に放射性ヨウ素内用療法を行う場合があります。髄様がんは甲状腺全摘とリンパ節郭清が標準です。未分化がんには分子標的薬・放射線・化学療法を組み合わせます。
最新の研究・アプローチ
レンバチニブやソラフェニブなどの分子標的薬が放射性ヨウ素抵抗性の分化がんに承認されています。RET融合遺伝子陽性例にはセルペルカチニブが有効です。
出典・参考文献
国立がん研究センター がん情報サービス「甲状腺がん」
NCI - Thyroid Cancer Treatment
日本内分泌外科学会 甲状腺腫瘍診療ガイドライン
NCI - Thyroid Cancer Treatment
日本内分泌外科学会 甲状腺腫瘍診療ガイドライン