神経内分泌腫瘍
希少がんカテゴリ: 多臓器ICD-10: C7A
概要
神経内分泌細胞から発生する腫瘍で、消化管・膵臓・肺など全身に生じます。WHO分類でNET G1/G2/G3と低分化型のNECに分類されます。近年、診断技術の向上により発見数が増加しています。
症状
機能性腫瘍ではホルモン過剰分泌による症状(カルチノイド症候群:顔面紅潮・下痢・喘鳴)がみられます。非機能性腫瘍は無症状で偶然発見されることが多いです。
診断
血中クロモグラニンAやNSEなどのマーカーを測定します。ソマトスタチン受容体シンチグラフィ(SRS)やGa-68 DOTATOC PET/CTが病変の検出に有用で、生検でKi-67指数による悪性度分類を行います。
治療法
切除可能例では手術が第一選択です。切除不能な高分化型NETにはソマトスタチンアナログ(オクトレオチドLAR等)やエベロリムスが用いられます。低分化型NECにはシスプラチン+エトポシド併用化学療法が標準です。
最新の研究・アプローチ
ペプチド受容体放射性核種療法(PRRT:Lu-177 DOTATATE)がソマトスタチン受容体陽性NETで高い有効性を示しています。スルファチニブなどの新規分子標的薬も開発が進んでいます。
出典・参考文献
国立がん研究センター がん情報サービス「神経内分泌腫瘍」
NCI - Gastrointestinal Carcinoid Tumors Treatment
日本神経内分泌腫瘍学会 NET診療ガイドライン
NCI - Gastrointestinal Carcinoid Tumors Treatment
日本神経内分泌腫瘍学会 NET診療ガイドライン