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多発性骨髄腫

カテゴリ: 血液ICD-10: C90

概要

形質細胞が骨髄中で腫瘍性に増殖する血液がんです。高齢者に多く、日本では年間約7,000人が診断されます。M蛋白の産生と骨破壊が特徴的です。

症状

骨痛(特に腰背部)、病的骨折、貧血による倦怠感が主な症状です。腎機能障害や高カルシウム血症、易感染性もみられます。

診断

血清・尿の蛋白電気泳動でM蛋白を検出し、骨髄穿刺で異常形質細胞の増殖を確認します。骨病変の評価にはPET-CTや全身MRIを使用します。

治療法

移植適応例ではボルテゾミブ・レナリドミド・デキサメタゾン(VRd)による寛解導入後、自家造血幹細胞移植を行います。移植非適応例ではダラツムマブ併用VRdなどが標準です。維持療法にレナリドミドが広く用いられます。

最新の研究・アプローチ

抗BCMA CAR-T細胞療法(イデカブタゲンビクルユーセル等)が再発難治例で高い奏効率を示しています。二重特異性抗体(テクリスタマブ等)も新たな治療選択肢として承認されています。

出典・参考文献

国立がん研究センター がん情報サービス「多発性骨髄腫」
NCI - Multiple Myeloma Treatment
日本骨髄腫学会 多発性骨髄腫の診療指針

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